なるべく低コストでゲームのライブ配信をするには

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今回は、低コストでゲームのライブ配信をする方法をお伝えします。

準備するのは、アナログ出力でもビデオ端子(RCA端子)があるゲーム機向けの配信準備方法です。

他にはノートPCでも2コア以上のCPUを持っているものであったり、4GB以上のメモリを必要とします。

もちろんデスクトップPCでも配信が可能ですので、パソコンをお持ちの方でゲームのライブ配信に興味のある方は挑戦してみてください。

しかも、この環境に少し機器を増設または発展してHDMI出力のあるゲーム機でも配信が可能ですのでご参考にどうぞ。

 

 

準備するのはAVermedia AVT-C039です。

2019年4月11日の投稿時点でも家電量販店やAmazonで購入することができます。

無事に購入できたら、お使いのPCにセットするのですが、機器をさきにUSBポートに挿すのではなく、ドライバーをダウンロードしてきます。

ドライバーダウンロードが済んだら、ZIPファイルを解凍しインストールexeファイルを起動します。

AVT‐C039には簡素なマニュアルが同梱されていますが、マニュアルの通りにPCに機器をセッティングすると、後々手順が面倒になりますのでご注意ください。

 

ドライバーインストールはAVT-C039で左記の型番でGoogle検索すると、動画がたくさん出てきます。

筆者の環境では、N-Airで動作を検証しているので、現時点で最新版の情報かと思われます(検索してもなかなか出てこないか、全く出てこない)

 

詳しくは動画をご覧くださいますと分かりやすいのかもしれませんが、動画でも肝心なところが省略されていたり、音声解説無しでセッティングだけを動画にしているようなものもありました。

 

そこで、ドライバーインストールが済んだPCにAVT‐C039をセットするのですが、USBポート2.0だけで動作するように設計されているので、AVT‐C039を挿すポートはUSB2.0にしてください。

USB2.0ポートは通常のUSBポートで差込口が水色もしくは青色ではない、黒色のポートです。

このポート以外で動作は検証していませんので、USB3.0ポートでも動作するようであればそちらでライブ配信をお楽しみください。

 

USB2.0ポートにAVT‐C039を挿入し、ドライバーが当たっているかどうかを確認しましょう。

キーボードのWindowsマークを押下(または、マウスカーソルをWindowsマークに充てて右クリック)して、デバイスマネージャーを起動します。

デバイスが正常に認識されているかどうかの確認です。特に難しい操作はありません。

デバイスマネージャーを起動したら、 3か所をチェックしましょう、特にドライバーインストールで失敗していると3か所が画像のようになっていません。ドライバーインストールを何度も行ってみてください(ドライバーインストールが失敗したら、アンインストールをして再びインストールです。また、AVT-C039のドライバーインストールは完了したかどうかが判断しにくい。長くても2,3分で終了します)。下記の画像のようにデバイスが認識されていれば、いったんPCを再起動してます。

 

 

次は配信ツールをダウンロードしてインストールします。

筆者はOBSとN-Airで動作を確認しました。OBSは普段は使用していませんがN-AirとOBSは配信ツールでは似ている機能があり、ほとんどの機能をOBSから流用してきています。

ここでの配信ツールはN-Airでの設定方法となります。

 

N-Airを開き、ソースの項目の中で映像キャプチャデバイスを選択もしくは追加します。今、配信をしていたなどで、映像キャプチャデバイスがWEBカメラになっているのでしたら、カメラのソースはそのまま残しておいて、新たに映像キャプチャデバイスを追加した方が良いと思われます。

映像キャプチャデバイスの設定が配信ツールの中では特に重要なので、気を付けて設定してください。

映像キャプチャデバイスを追加するとして説明しますが、追加する際にデバイスを選択します。通常ドライバーインストールとデバイスがきちんと認識されている状態でしたら、デバイスの項目にAVerMedia USB Polaris Analog Captureというデバイスが選択できるようになっていますので選択します。

 

次に赤いボタンで映像を構成という項目があります。そちらをクリックしてプロパティを呼び出します。

ビデオコーダーのタブで標準ビデオをNTSC_MかNTSC_M_Jに設定します。

次に赤いボタンのクロスバーを構成をクリックします。

先ほどと同じようにプロパティが呼び出されるのでCrossberのタブの中の入力と出力(inputとoutput)をビデオ端子(VideoCompositINとVideoCompositOUT)にします。

 

設定がうまくいくと、N-Air上では青いスクリーンが表示されるようになります。

 

あとはゲーム機の電源を入れて映像が表示されるのを確認してください。

映像が表示されずに、音だけ聞こえるという現象もあります。そこまで設定がうまくいっている場合はNTSC_Mの設定が反映されていない可能性もありますのでN-Airの再起動を行ってみましょう。

 

映像が表示され、音声もPCから聞こえるようになったら設定完了です。

 

 

ゲーム機の設定としてはハードウェアエンコーダーではないのでゲーム機の映像出力を低画質もしくはあ4:3画質に調整する必要があります。

 

もし、配信ツールで設定できないとき(映像が表示されていないなどで)は、ビデオ端子のあるテレビにつないでゲーム画面が表示できるのを確認してから再度配信ツールを設定してみてください。

ゲーム機によっては映像が高画質設定になっているので表示できない可能性が考えられますので、なるべく低画質に設定してください。

 

スーパーファミコンミニの場合だとピクセルパーフェクト設定にするとアクションゲームなどで遅延が目立ちます。注意しましょう。

 

以上で5000~6000円位でゲームのライブ配信環境を整えることが可能になります。

HDMI出力のゲーム機は一度アナログ出力に変換する機器をPCとゲーム機の間に挟ませる必要がありますのでご注意ください。

 

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